東京南ロータリークラブ

会長・副会長・幹事 ご挨拶

会長就任挨拶

2024~2025年度 会長 岩本 信之

 今年度の会長を拝命いたしました岩本信之でございます。私は2013年に当クラブに入会いたしましたのでロータリー歴は11年あまりとなります。あまり熱心なロータリアンと言えなかった私ですが、様々なロータリーのイベントに参加することにより、ロータリークラブの良いところが少しずつ分かるようになってきました。最近、色々な研修で2750地区の活動に参加するようになって、他のロータリークラブの実情を知り、改めて東京南ロータリークラブがいかに良いクラブであるかがよくわかるようになりました。
 よくご存じの方が大半だと思いますが、世界のロータリークラブはピラミッド構造になっています。一番上にあるのがロータリーインターナショナル通称RIです。RIは520の地区にわけられています。その中の一つ2750地区と呼ばれる地区の、さらにその中の千代田グループと言われる中に東京南ロータリークラブは位置しております。
 当クラブは初代会長の金森徳次郎氏のリベラルの精神を受け継いでいるとよく言われます。リベラルというのは色々な意味があると思いますが、私は自由で寛容の精神に富んでいるという意味だと解釈しております。
 クラブ奉仕をはじめ、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、青少年奉仕の五大奉仕を行うに当たって多忙さの中で活動をしていくわけですが、自由と寛容の精神は大変重要であると考えています。
 またもう一つ強調しておきたいのは、当クラブは190名近くの会員を擁しているということです。様々な分野の素晴らしい人々のネットワークは何物にも代えがたい財産です。現在世界には2023年現在で36,860のロータリークラブが存在し1,154,000の会員が在籍しています。一クラブあたりの会員数は平均31.3人ということになります。2750地区をとり上げましても所属クラブ数は98、会員数は4,614名、一クラブあたりの平均会員数は36.8人にすぎません。これらの数字を見ても当クラブが平均的なクラブの会員数の5倍にもなる会員を擁する日本を代表する大型クラブであることがお分かりいただけると思います。
 S.A.A.や5大奉仕それぞれの委員会、クラブ奉仕の11の委員会すべてに委員を配して活動できるのも190名近くの会員のおかげです。日々の活動における財務的な面からも会員数の維持は重要です。奉仕活動の原資になりますニコニコボックスの寄付金をとってみても人数が多いからこそ十分に確保することが出来るといえます。また、例会時における当クラブの卓話がバラエティに富み素晴らしいのも会員の皆様の広範なネットワークがあるからこそだと思います。
 私は、先輩会員の方々から受け継いできました有形無形の素晴らしい財産を引き継ぎ発展させていくことが会長としての最も重要な役割と考えています。
 本年度国際ロータリー会長のステファニー・アーチック氏のテーマは「ロータリーのマジック」です。
RI会長強調事項として
1.ポリオ根絶 2.平和構築 3.新クラブの結成 4.会員の純増目標達成1.ポリオ根絶
の4項目を挙げておられます。
 また2750地区の伊藤千恵ガバナーのテーマは「飛び立とう!原点を心に」です。
地区推進事項として
1.ポリオ根絶の達成
2.クラブの基盤強化・会員維持の支援
3.会員・ロータリーおよびローターアクトクラブ・地区・RIのつながりの強化
4.地区補助金、グローバル補助金を活用したプロジェクトの立案・実行の支援
を挙げておられます。
 原点を心にという言葉が出ましたので、この機会にロータリーの原点について振り返ってみたいと思います。
 ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には次の各項を奨励することにある。
第1 知り合いをひろめることによって奉仕の機会とすること;
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること;
第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること;
第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
これらがロータリーの目的です。
 目的と同時に忘れてはならないのが四つのテストだと思います。四つのテストについては何度も聞いておられると思いますが、改めて述べておきますと、
1. 真実かどうか
2. みんなに公平か
3. 好意と友情を深めるか
4. みんなのためになるかどうか
 言行はこれらの4つに照らしてから、というのが4つのテストです。
 そのほかにも国際ロータリーは数多くの声明を出しておりますが、ご存じない方も多いと思いますのでこの機会にそのうちいくつかを挙げてみます。
2007年に採択された声明では5つの中核的価値観として「奉仕・親睦・多様性・高潔性・リーダーシップ」を挙げています。
2017年にはビジョン声明として「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界をめざしています」。
2018年にはロータリー行動計画(4つの優先事項)として「より大きなインパクトをもたらす・参加者の基盤を広げる・参加者の積極的なかかわりを促す・適応力を高める」。
2019年には多様性、公平さ、インクルージョン(DEI)として「私たちは、ロータリーのあらゆる活動において、多様性・公平さ・インクルージョンを受容し、行動で示すべきであると信じています」という声明を採択しています。
 時代の変化に応じて色々な声明文が採択され、同じような文言が増えて積み重なっています。しかしながら色々と表現は変わっていますが、よくよく考えてみますと、ロータリーの目的と4つのテストを原点とすれば後の各種の声明文はこの中に包含されているのではないかと思います。
 これらRIの強調事項、2750地区の推進事項等を全て踏まえたうえで、当クラブの本年度のテーマを「Enjoy Rotary」といたしました。
 ロータリーの目的や国際ロータリーの声明とは若干のギャップがあるように思われるかもしれませんが、奉仕活動を行うにせよ会員増強を図るにせよロータリーでの活動を行うにあたって、それが楽しいものであることが重要ではないかと思っています。近年ロータリークラブの会員数の減少が問題になっていますが、活動自体がEnjoyできるものでないとこの減少傾向を止めるのは難しいのではないでしょうか。ロータリー活動をいかに楽しいものにしてEnjoyできるかは会員一人一人のEnjoyしようという意志と創意工夫にかかっています。
 今年度のテーマカラーは、Enjoy Rotaryと直接関係はありませんが、誠実さや信頼感などの意味がある紺色を採用いたしました。
おそらく大多数の会員の方はご存じないと思いますが、私も研修を受けるまで知りませんでしたが、毎年2750地区のガバナーに当クラブの今年度の戦略計画書を提出することになっています。戦略計画というと大げさですが、要はどのようなクラブを目指していくのかということだと思います。今年から形式が変わりまして1年間の計画ではなく3年間の戦略計画書を提出することになりました。
会員の皆様はそれぞれ東京南ロータリークラブのあるべき姿を思い描いておられると思いますが、向こう3年間の計画として目標会員数を中心に提出することにいたしました。その達成の為の方法等について細かく規定するのではなくフレキシブルに対応していくということです。
 今年度の目標は190名です。2年目3年目はそれぞれ195名、200名としております。2015年に205名を記録したのが200名台の最後の年度です。最近では190名を下回る状態が続いています。計画では年間約5名の純増になるわけですが、簡単そうにみえて実はかなり野心的な目標だと思っています。200名という大台を達成することが出来ればおのずと多様性が確保され、さらには財政状況も改善するものと思います。次年度、次次年度の役員の方々を含め会員の皆様も大変だと思いますがよろしくお願いいたします。
 本年度の当クラブの活動方針ですが、3年間の戦略計画に則り「Enjoy Rotary」を念頭に190名の会員数を目指します。会員一人一人が目標を意識し努力していくことが大切ですが、特に若い会員の皆様には是非とも知人の勧誘をお願いしたいと思います。ロータリー活動がEnjoyできるものであればおのずと退会を減らし、会員の増強にもつながっていくのではないかと思っています。よりEnjoyできるロータリーのアイデアがあれば積極的に採用していきたいと思いますので是非ご提案ください。
 奉仕活動につきましては、従来から継続して支援しておりますアジア学院、愛育学園を中心に考えています。国際ロータリー財団、米山奨学会への寄付、貢献も続けます。留学生を対象としたオクトーバーフェストも引き続き行う予定です。新たな支援先を見出していくのも重要ですが、2750地区ガバナーの推進事項としても挙げられている地区補助金、グローバル補助金を活用したプロジェクトの立案、実行についても実現していきたいと考えています。
 クラブ奉仕活動については、各種の親睦活動、ビールパーティ、忘年家族会等はEnjoy Rotaryを念頭にとり行ってまいります。
 例会におきましては、入会年次の若い会員をサポートするためのグリーンテーブルを復活させて会員間の交流を図っていきたいと考えています。
 また当クラブは財務上かなり厳しい状況にあることはご存じのことと思います。会員の増強を図ることによってある程度財政問題は緩和されます。しかしながら昨今の経済情勢を考えますと会員の増強のみでの解決は簡単ではなく、現実的な解決策としては会費の値上げは避けられないと考えています。この問題については前年度中に議論は尽くしてきましたので今期中に着地させたいと思っています。
 クラブ運営長期計画委員会で長らく議論されてきました女性会員の件ですが、前年度には女性会員ワーキンググループを立ち上げ活動いたしましたが女性会員の入会は実現しませんでした。今年度は男性女性と分けるのではなく、東京南ロータリークラブにふさわしい方であれば入会してもらいたいという基本スタンスで臨みたいと思っています。RIの提唱するDEIにも合致していると思います。
 Enjoy Rotaryを掲げて魅力のあるロータリークラブ作りを目指してまいりますので会員の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

副会長就任のご挨拶

2024~2025年度 副会長 小堀 宗実

 この度2024~2025年度の副会長を拝命いたしました小堀宗実です。岩本信之会長から本年度のテーマとして「Enjoy Rotary」をお示し頂きました。
 ロータリーの親睦と奉仕の理念を基に、東京南ロータリークラブに連綿と受け継がれてきた姿勢・考え方を大切に岩本会長を補佐し、会員の皆様とコミュニケーションを大切にして、微力ながら一年間努めるべく努力してゆく所存ですので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

幹事就任のご挨拶

2024~2025年度 幹事 桐谷 重毅

 このたび2024-2025年度の幹事を拝命いたしました。これまであまり深く考えることなく気楽に東京南のお仲間に入れていただいておりましたが、いざ幹事業務を始めてみるといかに多くの方々のご努力によって東京南のロータリー活動が維持されてきたのかを痛感しております。
 岩本年度のクラブテーマである「Enjoy Rotary」の精神を奉仕活動にも親睦活動にも活かしながら、楽しい1年としていきたいと考えております。ロータリアンとしての経歴が浅い身ですので幹事業務に至らぬ点が数多くあろうかと思いますが、会員の皆様方におきましては温かいご指導とご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

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